事例紹介 事例紹介

事例紹介

CASE 事例:株式会社デルタインターナショナル様

対象製品 「一週間分のロカボナッツ 和風だし」、「ナッツ屋さん」シリーズ

導入後の成果

ISSUES ISSUES 紙パッケージ導入の背景や課題

ナッツ、ドライフルーツのリーディングカンパニーを目指しているデルタインターナショナル様では、環境問題、海洋プラスチック問題への取り組みにおいても同社が業界をリードしたい。という強い思いから環境配慮型パッケージの検討を開始しました。

株式会社 デルタインターナショナル マーケティング課工藤 和美マネージャー、藤井 エリカチームリーダー 商品企画開発課 倉持 尚 様

株式会社 デルタインターナショナル

マーケティング課 工藤 和美マネージャー (左)
藤井 エリカチームリーダー (右)
商品企画開発課 倉持 尚 様 (中)

デルタインターナショナル様(以下、デルタ様)
「世の中の環境問題への関心が今ほど高くない頃から海洋プラスチック問題に目を向け、他社に先んじて環境対応にチャレンジしたいという強い思いがありました。実際に検討を開始するにあたり、まずは環境配慮型パッケージの技術を把握するため、おつきあいのある包装資材メーカー様数社に相談を持ち掛け、三和紙工様が開発に積極的に参画いただくことになりました。」

「検討当初からナッツ製品での採用を目指していましたが、ナッツは油分が多く鮮度保持のためパッケージには酸素の影響を受けにくく、遮光性が必要という技術的ハードルがあり、また中身を見せることが一般的な商品であるため、社内からは紙を使うことに対する反対意見もありました。」

三和紙工株式会社様*
「デルタ様より『環境対応型のパッケージを新しく考えたい。』とのご相談をいただき、複数のアイデアをご提案。それぞれの課題、リスクを一つずつクリアしていった結果、王子グループの紙をベースとしたパッケージが完成しました。
ご提案から完成まで2年近くかかりましたが、その間、デルタ様から『チャレンジしながら一緒に良いものを作りましょう!』との励ましとご協力もいただき、楽しみながら開発を進めることができました。」
*包装資材製造販売業務及び企画デザインを行う総合パッケージング企業

三和紙工株式会社 営業部 営業二課 北村 啓二次長

三和紙工株式会社
営業部 営業二課 北村 啓二次長

POINT 紙パッケージ導入のポイント

01 環境配慮型パッケージ実現への強い思いを共有するチームワークで開発、社内を説得

王子「紙パッケージ導入に際して苦労されたポイントは?」
デルタ様「世の中や社内的にも環境配慮の意識が高まっている一方、ビジネスリスクにつながるのではとの心配から社内では導入に反対する意見が多くありました。その説得には時間がかかりましたが、一度覚悟を決めたら信念を貫く心強いチームメンバーで支え合い、提案、説得を続けることで少しずつ賛同者を増やしていきました。
また、とある社員のご子息が学校でSDGsについて学ばれたことがきっかけでこの取り組みの重要性を認識されるなど、社会的な後押しもあり導入を実現できました。」

02 デザインの表現の重視

王子「紙パッケージに決めたポイントは?」
デルタ様「検討開始当初は紙の他に生分解性フィルムなどの選択肢も検討していましたが、コスト面も考慮し、また、こだわりを持って先に作り込みをしていたデザイン表現にも適していたことから紙を選択しました。
さらに、どの紙がより印刷に適しているかなど三和紙工様に相談し、弊社要望を聞いていただきながら材料選定をしました。
環境問題に取り組む企業として消費者様に認識してもらうだけでなく、ブランドとしてのこだわりを表現できたことが紙パッケージを選択する決め手となりました。」

03 三和紙工様のサポート

王子「複数アイテムで紙パッケージを実現できたポイントは?」
デルタ様「包装資材を提供するだけではなく、紙や包装技術に関する深い知見をお持ちの三和紙工様のご協力のもと、実現できたと思います。技術的な実現可能性のご相談から見栄えの事等、懸念点はお互いオープンに話し合える関係性を構築できたことが大きな支えとなり、二次包装のみならず一次包装や様々な包装形態での実現へと繋がりました。」

ISSUES
ISSUES
デルタ様では、ナッツだけでなくドライフルーツやふりかけ、大人の贅沢スイーツ等、多様な世界の自然の恵みを取り扱っています。

RESULT RESULT 紙パッケージ導入後の成果

パッケージ紙化による主な効果をお伺いしました。

01 紙パッケージを導入したことによる新規お取引先の獲得

デルタ様「SDGs対応を強化したい企業様から、店頭で同製品を見て『扱いたい』とのお問い合わせをいただき、採用につながったケースがあったことはとても嬉しかったですし、紙パッケージを採用したことの大きな成果だと思います。」

02 「一週間分のロカボナッツ 和風だし」に続き、「ナッツ屋さん」シリーズでの導入に成功

デルタ様「紙パッケージ導入当初、包装資材の環境配慮が実現できたことは企業として価値のあることだと感じました。 その一方で社内には紙パッケージへの変更によりクレームが増えるのではと心配する声もありましたが、結果的にそのような懸念は杞憂でした。  実績をあげたことで「ナッツ屋さん」シリーズのリニューアル(リブランディング)に併せたタイミングで、紙パッケージへの変更提案を通すことができました。」

最後に、今後の取り組みについてもお話を伺いました。

当社は世界の生産者と直接つながることで、自然の恵みと豊かな実りを消費者に届けるとともに、ナッツ、ドライフルーツの付加価値創造を目指して、新しいライフスタイルを提案する自社商品の開発も行うなど常にチャレンジを行ってきています。
環境対応においても、今後も業界をリードする立場として積極的に取り組んでいきたいと思います。

SOLUTION 導入ソリューション

「一週間分のロカボナッツ 和風だし」*

紙素材(片艶 かたつや)を選択。
片艶の特長 … 片面の平滑を高め光沢をもたせた片艶晒(かたつやさらし)クラフト紙。
印刷の引き立つ艶面、ナチュラルなザラ面、表裏の違いが魅力。
※片艶とアルミフィルムを貼り合わせたパッケージです。

「ナッツ屋さん」シリーズ*

紙素材(未晒 みざらし)を選択。
未晒の特長 … 木材の持ち味を生かした色合いが楽しめる漂白をしていないクラフト紙。
紙力強度があり製袋・加工に適している。
※未晒とプラスチックを複合併用し、防湿性やバリア性を担保しています。

*いずれも紙マーク表示に対応

PROFILE お客様プロフィール

株式会社 デルタインターナショナル

本社所在地 東京都品川区北品川4-7-35
御殿山トラストタワー11F
設立  1992年
代表者
  • 代表取締役会長 内田隆
  • 代表取締役社長 鳥海敬
業種 ドライフルーツ・ナッツ他食品 卸売・輸出入、企画開発、販売
URL https://delta-i.co.jp/